『3DCAD』と『3Dプリンター』で、プラモデル自作ブログ

誰でもオリジナルのプラモデルを作成できると証明したいブログです。

3Dプリンターで、プラモデル用の武器・武装を作る【ゲームで出てきた双剣を作る】

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今回は、昔のゲームに登場した武器を3Dプリンターで造形してみようと思います。

造形した武器をプラモデルに持たせて、ゲームをプレイしていた頃の懐かしさを思い出したいです。

 

では作っていきましょう。

 

 

作る武器の紹介

今回作る武器は、双剣です。

.hack GU」という結構前に出たゲームを思い出して、懐かしかったので作ることにしました。

このゲームに、「トライエッジ」というキャラクターが出てきます。(正確には、トライエッジではないのですけどね。)

このキャラクターが持っている双剣を、今回は作っていきます。 

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【画像の参照元URL】 

https://www.inside-games.jp/article/img/2017/06/23/108099/737132.html

~「トライエッジ」の補足動画~

どんなキャラかを知りたい人は、コチラの動画をみて下さい。

5分10秒あたりで登場します。

www.youtube.com

  

 

3Dデザインをする

始めに、CAD(Fusion 360)で3Dデザインをしていきましょう。 

 

【手順】

  1. まずは、スケッチです。

    先ほどの画像を参考に、スケッチで描いていきます。 

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    (この作業が意外と時間かかった。)

     

  2. 真ん中の剣は、半分の厚さで 「押し出し」していきます。(「面取り」で角も削ります。)

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    反対側の面は「ミラー」で複製します。

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  3. 剣の左右の刃は、 扇子の羽のように「段違い」の高さで造形していきます。

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     厚さが薄すぎると出力したときに破損しやすいので、パーツの厚みも考慮しながら造形していきます。

     

  4. 細かいディティールも加えて完成したのが、こちらです。

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最後に、ミラーでもう1本の剣も複製したら完成です。

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CADでのデザインは、これで終わりです。 

細かいディティールが、ちゃんとプリンターで造形されるかが楽しみです。

 

 

印刷してみる

3Dデザインができたので、スライサーソフトで印刷設定を行います。 

今回は、ついでに色んな部品も一緒に出力します。

  

【手順】

  1. まず、スライサーソフトで印刷のレイアウトを決めます。

    パーツを配置して、サポートの柱も付けました。(双剣は、赤い丸)

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    双剣は、縦に立たせて出力します。

     

  2. 3Dプリンターで造形したものがこちらです。

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    縦に長いので、今回はいつもより出力時間が長かったです。 

     

  3. サポートの柱を切り取って、硬化させたのがこちらです。

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    写真だと分かりづらいですが、一応モールドも造形されています。 

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    スミ入れをしたら、モールドがはっきり見えそうですね。 

     

【備考】

今回のように細かいデザインを出力する場合は、3Dプリンター「露光時間」はデフォルトよりも短い方が、正確に造形してくれるみたいです。(デフォルトの露光時間が4秒でしたが、2.7秒くらいに短くしました。)

露光時間が長いと造形物が固くなるメリットはありますが、細かいパーツの印刷精度が落ちてしまったり、積層痕が出やすくなったりするそうです。

 

 

武器を持たせてみる

 では、実際に武器を持たせてみましょう。

「メガミデバイス」のプラモデルに持たせると、こんな感じになります。

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何枚か、アクションポーズをとってみます。 

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 ゲームのムービーで見たポーズも再現してみたかったのですが、ポーズを取らせるのって難しいですね。(刃の向きが、逆になってるし、、、)

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今回の武器のような小道具を3Dプリンターで作ると、プラモデルに持たせてすぐ遊べるので気軽に満足感を得られます。

 

この記事を読んで少しでも3Dプリンターに興味を持った人は、是非始めてみましょう。

今回は、これで終わりです。 

 

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