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光造形3Dプリンターの基礎編【水洗いレジンについて】

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3Dプリンターを買ったけど、どんなレジンを使えばいいの?

初心者の人には、「水洗いレジン」がおすすめだ。

 

どのレジンを使って、印刷すればいいの?

 

光造形3Dプリンターは、『レジン』と呼ばれる液体を固めて立体物を作ります。

 

レジンはいろんな種類はありますが、 今回は初心者におすすめの『水洗いレジン』についてご紹介します。

 

水洗いレジンが初心者におすすめな理由は、以下の通りです。

  • 取り扱いがレジンと比べて楽だから
  • IPA洗浄液がいらないので、コスト面で安いから

 

では水洗いレジンについて、詳しく説明していきます。

 

 

1. 水洗いレジンとは?~水で洗える『レジン』です~

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まず最初に知っておいて欲しい事として、光造形3Dプリンターで印刷が終わっても立体物が完成するわけではありません。

 

印刷物を「洗浄」する必要があります。

 

洗浄とは、印刷物に付着している液体の「レジン」を落とす作業です。

 

この時に水で洗浄できるタイプが、『水洗いレジン』と呼ばれています。

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じゃあ、普通のレジンは水で洗い流せないの??

 

通常のレジンの場合は、『IPA(アルコールの一種)』という特殊な洗浄液を使います。

この『IPA』は可燃性の液体なので、取り扱いに注意が必要です。

 

作業する際は、ゴム手袋などの手を守るものを着用しよう。

 

 

2. 水洗いレジンは、水道水に捨てていいの?

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よく勘違いされがちですが『水洗いレジン』という名前なので、水道水に流しても問題ないというイメージを持たれがちです。

 

ですが水洗いレジンは商品によって水道水に流しても大丈夫なものと、ダメなものに分かれています。

 

自分が購入する水洗いレジンが水道水で流しても問題ないかどうかは、商品説明欄を見るかメーカーの公式サイトなどでチェックする必要があります。

 

初心者の人は、水道水に流しても大丈夫なレジンを購入することをオススメします。

 

 

3. 水洗いレジンって、どれくらいの値段なの?

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基本的な水洗いレジンの相場は、500gで3,000円くらいで1,000gで6000円くらいの値段です。

 

1000gを買った方が、少し値段がお買い得な場いが多いです。

 

でも初めて購入する場合は手持ちの3Dプリンターとの相性がわからないので、500gの方を購入することをオススメします。

 

ちなみに通常のレジンの価格は、水洗いレジンと同じか少し高いくらいですが、IPA洗浄液を追加で購入する必要があります。

 

IPA洗浄液』は1,000mlで1,000円ほどです。

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4. プリンターのメーカーと、一緒のレジンを使わないといけないの?

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『レジンは3Dプリンターとメーカーを合わせないといけないか?』について、お答えします。

 

結論から言うと、基本的には他のメーカーの水洗いレジンを使っても造形精度に大きく影響はしないと思います。

(かなり細かい造形精度にこだわる人は、レジン選びはちゃんとした方がいいとは思いますが、、)

 

ただ3Dプリンターを作ったメーカーがその機種に合わせてレジンも製造しているので、もしかしたら同じメーカの方がより良い造形物が出来上がるのかもしれません。

 

ちなみに私は『NOVA3D』というメーカーの3Dプリンターを購入したので『NOVA3D』さんのレジンを使用しています。

 

 

まとめ 

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今回ご紹介した水洗いレジンについて、おさらいします。

  1. 通常レジンと比べたら、水洗いレジンは取り扱いに手間がかからない
  2. 水洗いレジンはメーカーによって、水道水に流せるものもあるし流せないものもある
  3. 値段は大体500gで3,000円、1,000gで6,000円くらい
  4. プリンターとメーカーが異なるレジンを使っても大丈夫だけど、心配ならメーカーは同じにしたほうがいい

以上で、『水洗いレジン』についての紹介を終わります。

 

おわり。

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