『美少女プラモデルとは、何ぞや?』について答える【初心者向け】
美少女プラモって、フィギアと何が違うの?
自分だけの美少女を作るのが魅力なんだ(と思う)。
最近よく流行っている『美少女プラモデル』って何が魅力なの?
と疑問に思っている人がいるのではないでしょうか?
ということで、今回は美少女プラモデルはどんなものについてかをザックリご紹介します。
今回お話しする内容は、以下の3点についてです。
- 美少女プラモデルの種類
- 美少女プラモデルのカスタマイズ性
- 美少女プラモデルの組み立て
皆さんはこの記事を読んで、美少女プラモの『沼』に片足を突っ込んでみましょう!
1. 美少女プラモデルその①~種類について~
最初に、『美少女プラモデルとは何か?』についてお答えします。
基本的に美少女プラモとは、
『美少女』 + 『メカ』
です。
『美少女 + メカ』が基本
あなたが美少女プラモを買った際に組み立てるものを大きく分けると、『美少女(=素体)』と『メカ(=武装)』の2つあります。
こちらが、美少女(素体)の例です。
そして、素体に武装を装着した姿がこちらです。
背中や足などにアーマーを装着して、かなりボリュームアップします。
遊び方は素体のままでポーズを取らせたり、メカを装備させてカッコよくしたりするなど自由です。
(※写真は素体が2体用意してありますが、基本的に1つの商品に素体は1体しか付いてこないです。)
女性の可愛さとメカのカッコよさが両立しているのが、美少女プラモデルの特徴だと思います。
最近の美少女プラモは、『美少女 + メカ』じゃないものある
以前までは、美少女プラモと言えば『美少女 + メカ』という認識でよかったです。
でも最近は様々なメーカーが商品展開をするようになり、『メカ(武装)』以外の要素を持った商品も増えてきました。
(参照元:https://sousaishojoteien.com/wp-content/uploads/2020/07/JK001_mdoka_winter_01.jpg)
例えば、『創彩少女庭園』というシリーズは、見ての通り女子高生が組み立てられます。(笑)
(参照元:https://sousaishojoteien.com/wp-content/uploads/2020/07/JK001_mdoka_winter_08.jpg)
(参照元:https://sousaishojoteien.com/wp-content/uploads/2020/07/JK001_mdoka_winter_13.jpg)
ロボやメカっぽさは一切なく、付属品もカバンや本などの現実的な物ばかりです。
また『チトセリウム』というシリーズは、人ではなく人形をモチーフにしています。
こちらも武装の要素は薄く、箱に収納できるギミックや独特なデザインの装飾品が付属します。
ロボットやメカなどに興味がない人も手に取ってもらえるように、様々な商品が発売されてきています。
(こちらの商品のレビュー記事もあるので、気になった人はチェックしてみて下さい。)
このように、色んなニーズに対して『組み立てたい!』と思われるように、様々な種類の美少女が発売されているのです。
2. 美少女プラモデルその②~カスタマイズについて~
美少女プラモデルは、組み立ててポーズを取らせたら終わりではありません。
自分好みに『カスタマイズ』できる、という点も魅力の1つだと思います。
例えば、『フレームアームズ・ガール』や『メガミデバイス』などの美少女プラモには、各部位に上図のような『穴』があります。
これは『3mm軸』と呼ばれており、凸ジョイントを持つ他の武器や武装とはめ合わせることができます。
こんな感じで、武装や武器を自由に装備できます。
また3mm軸は、ガンプラのHGシリーズでよく用いられるジョイントです。
メーカーは違いますが、バンダイのプラモデルの武装も取り付けることができちゃいます。
バックパックの3mm軸以外にも、ビームライフルのグリップもちょうどいいサイズなのでガンプラの武器も手に持たせることができます。
さらに、コトブキヤさんというメーカーでは『MSG』という、武器や武装単体で販売しているシリーズがあります。
これで個別の武器や武装を使ってカスタマイズできちゃいます。
『MSG』を使って、自分好みに簡単に改造することもできます。
このように美少女プラモデルは、レゴブロックで遊ぶ感覚で自由に組み換え遊びができます。
皆さんも、自分だけのオリジナル美少女を作り上げましょう。
3. 美少女プラモデルその③~組立てについて~
最後はプラモデルのなので『組み立て』について、事前に知っておいて欲しい事をお話しします。
完成済みフィギアじゃ、ダメなの?
最初に『美少女プラモ』と聞いたとき、こう思う人もいるかと思います。
『作るのが手間だし、完成品のフィギアを買えば良くない?』
しかし自分で作る事こそが、魅力なのです。
ガンプラも完成済みの立体物を買った方が、組み立てて塗装する手間がかかりません。
それでもガンプラを買い求める人が多いのは、組み立てるという作業自体に楽しさを感じるからだと思います。
美少女プラモも同じです。
自分だけの美少女を、自分の手で作る過程に楽しさや達成感があるのです。
(この文章だけ読んだら完全に怪しい人ですね、、、笑)
この点を踏まえて、組み立てに対してお話ししたいことは、『美少女プラモデルを組むのは、少し難しいよ』という事です。
バンダイのガンプラは、かなり出来の良いプラモデル
美少女プラモは、ガンプラより組み立てるのが少し難しいです。
その理由は後で説明しますが、ガンプラよりも道具を揃えたりパーツを丁寧に取り扱ったりする必要があるとイメージしてください。
ガンプラは、今まで数多くのプラモデルを商品化してきました。
これによってプラモデルに対するノウハウが、他のメーカーに比べてかなり高いと思います。
なのでバンダイのガンプラを標準にしてしまうと、他のメーカーが販売している美少女プラモの品質は若干下がってしまうと感じると思います。
では具体的に組み立ての難易度について、以下の3点を述べさせていただきます。
その1:パーツの『合わせ目』が目立つ
美少女プラモの素体は、『合わせ目』が目立ちます。
合わせ目とは、上図のようなパーツの分割線です。(赤い矢印の部分)
太ももの部分は、パーツがこのように半分に分割されているケースが多いです。
ただ美少女プラモでは、パーツ同士の嚙み合わせが悪い場合があります。
上手く噛み合わないと合わせ目がかなり目立ってしまうので、事前に接続ピンをカットするなどの処理が発生します。
曲線状のなめらかな造形の多い素体は、ロボットやメカのプラモデルよりも合わせ目が気になるので、パーツの処理にはひと手間かかってしまうイメージです。
その②:関節の固さを調整する必要がある
美少女プラモは、ガンプラと同様に全身が可動するフィギアです。
ただ、普通に組み立てると関節が固すぎる場合や、緩すぎる場合があります。
例えば胴体や肩関節、首のボールジョイントが固すぎるケースや、肘や手首の軸がギチギチな場合です。
関節が固すぎると、動かした際に軸をねじ切ってしまう可能性があります。
反対に緩すぎると、武器を持たせた時に腕が垂れ下がってしまったり、ポーズをつけたときに姿勢を保持してくれなかったりしてしまいます。
なので組み立てる際は、可動する部分の固さを確認してから組み立てましょう。
その③:小さいジョイントが破損しやすい
美少女プラモデルは、ガンプラのパーツよりも破損しやすい部品が多いです。
例えば、手首や足首のジョイント。
これは球体関節と呼ばれ、2つのパーツが軸で接続されて可動します。
ガンプラのライフルと大きさを比べてもかなり小さいパーツなので、変な方向に力をかけてしまうと簡単に破損してしまいます。
美少女プラモデルのパーツは、ガンプラと比べても細かい部品が多いので注意して触りましょう。
以上が、組み立てに関するお話でした。
最後に
最後に『初めて美少女プラモデルを買う場合は、どれがオススメ?』と質問する人もいるかもしれませんので、その疑問にお答えしようと思います。
結論から言うと、『見た目で可愛いと思った美少女を買えばいい』と思っています。
何だかんだで、自分がカワイイと思った美少女を組み立てた方が愛着が湧きます。
ただプラモデル初心者さんであれば、組み立てやすいキットかどうかは重要だと思います。
そこで、商品を選ぶ際は見た目以外にも
- わりと最近に発売されたものか?
- その商品を販売したメーカーは、今まで他に美少女プラモデルを販売した実績があるかどうか?
という点も考慮してみるといいかもしれません。
わりと最近に発売されている美少女プラモデルは、組立てやすくなっているイメージです。
メーカーによってパーツの精度の違いはありますが、最新キットであればそこまで組み立てづらいキットは少ない印象です。
2つ目はメーカーが美少女プラモデルのノウハウが少ないと、プラモデルの質があまり良くないということです。
ある程度美少女プラモデルを何個も商品化して、パーツ精度が高いプラモデルを作れるようになった頃に発売されたキットを買うのがいいと思います。
今回は美少女プラモデルの基礎知識を、知っていただけたと思います。
この機会に皆さんが、美少女プラモデルの『沼』にハマっていくことを期待しています(笑)
どんな美少女プラモデルが発売されているのか知りたい人は、参考までに私が今まで買ってきた美少女プラモデルの紹介記事もチェックしてみて下さい。
おわり。