美少女プラモデルの水転写デカール貼り ~平面編~
水転写デカール貼りに、挑戦するぞ!
塗装だけじゃなくて、デカールを貼ることでもプラモデルのクオリティーが上がるんだね。
プラモデルには、下のような「水転写デカール」が付属しているキットがあります。
このデカールは通常のシールと異なり、水を使って貼ります。
貼り方にも少しコツがいるので、今回は水転写デカールに挑戦してみたい方のためにデカールの貼る手順を紹介しようと思います。
このクリアパーツに、水転写デカールを貼っていきます。
(記事の最後には水転写デカールの貼り方を動画にしたものもあるので、動画で見たい人はチェックしてみて下さい。)
1. 必要な道具
始めにデカール貼りを行うために必要な道具を、1つずつ紹介していきます。
綿棒
貼ったデカールに付着した水分を吸い取るために、使用します。
デザインナイフ
貼る前のデカールを、小分けに切るために使います。
デカールを動かす道具(ピンセットなど)
デカールの位置を調整するために、細かい物を動かすための道具を用意してください。
画像はビームサーベルで代用していますが、これだと上手くデカールを動かせなかったので、ピンセットが望ましいです。
なにも無い場合は、指でも一応大丈夫です。
下敷き(カッターマットや段ボールなど)
カッターや水を使用するので、作業机の上に敷いて使用します。
こんな感じで下敷きの上に道具やパーツをのせて、作業します。
紙コップ
デカールを濡らすための水を、入れる容器です。
2. 水転写デカール貼りの手順
ここからは、デカール貼りの方法を解説していきます。
手順は、このようになっています。
1つずつ、解説していきます。
①紙コップに水を入れる
デカールを濡らすための水を、コップに注ぎます。
なるべく底が浅い入れ物の方が、良いと思います。
水の量は気持ち少なめでも大丈夫です。
②デカールを切っていく
デカール1枚ごとに、デザインナイフで切っていきます。
こんな感じで、ザックリと切れば大丈夫です。
③パーツに付いている小さいホコリを落とす
パーツに小さなほこりなどが付着していると、デカールが上手く貼りつかない場合があります。
布やキッチンペーパーで、軽くパーツを拭き取りましょう。
④パーツとデカールを水で濡らす
切り取ったデカールを水に浸します。
デカールは、数秒濡らせば大丈夫です。
また、パーツも軽く水に濡らしておくことをオススメします。
理由は、デカールの位置調整をしやすくするためです。
⑤濡らしたデカールを置いておく
デカールは濡らしてすぐの状態だと、まだ台紙にくっついています。
なので、30秒から数分待って台紙とデカールがちゃんと分離するようにしましょう。
ちなみにデカールを置いておく時間ですが、デカールの種類や貼る場所によって変わります。
例えば今回のように平面に貼る場合は、置いておく時間を短い方がデカールがある程度固さを持っているので、貼りやすいです。
逆に瞳のデカールなどの曲面や凹凸に貼る場合は、置いておく時間を長めにすることでデカールが柔らかくなるので、曲面や凹凸部分でもピタッと貼り付けることができます。
しかし柔らかくなったデカールは、くしゃくしゃになりやすかったり破けやすくなったりするので扱いが難しくなるので注意が必要です。
⑥パーツにデカールをのせる
パーツにデカールをのせていきます。
この工程では正確な位置にデカールをのせる必要はなく、多少ずれてもパーツにデカールをのせることができれば大丈夫です。
デカールの台紙からパーツへとスライドする感じで移動させます。
⑦デカールの位置を調整する
ピンセットや指などでデカールの位置を調整します。
ピンセットを持っていなかったのでビームサーベルで代用しましたが、上手くデカールが動いてくれなかったので推奨しません(笑)
デカールが乾いてしまって動かしづらい時は、スポイトなどで水をかけてから調整しましょう。
デカールとパーツが濡れている状態であれば、いくらでもデカールの位置を動かせるので焦らずやりましょう。
また、大きいデカールの場合は気泡が中に入ってしまう場合もあるため、綿棒で内側から外側に気泡を押し出しましょう。
⑧綿棒でデカールとパーツに付いた水を取り除く
デカールの位置が定まったら、綿棒で上から優しく水分を取りましょう。
内側に入っている水分を、外側に押し出す感じで綿棒を動かします。
デカールが破けやすくなっているので、力はなるべく入れないようにしましょう。
あとは乾燥するまでパーツを乾かしておきましょう。
数時間から半日くらい待てば大丈夫だと思います。
こちらが、完成したパーツです。
デカールの中に気泡が残ってしまいましたが、上手く貼れたと思います。
手順の説明は、以上です。
3. デカールを貼ったものが、こちら
それではデカールを貼る前と、貼った後で比較していきましょう。
こちらが貼る前。
こちらが貼ったもの。
貼る前。
貼った後。
美少女プラモデルも一緒にディスプレイしてみます。貼る前。
貼った後。
貼る前。
貼った後。
デカールを貼った方が、雰囲気が増しますね。
初めて水転写デカールに挑戦する人は、今回のように平面に貼ることから始めてみると、失敗しづらいと思います。
4. 動画でも解説しています
水転写デカールの貼り方はこちらの動画でも解説していますので、よければご覧ください。
beforeとafterで比較してもらったと思いますが、デカールを貼った方がプラモデルのリアリティーさが増します。
beforeのまっさらなクリアパーツよりも、今回のようにデカールで情報量を増やした方が雰囲気が出てきます。
貼る作業に手間がかかるので、今まではデカール貼りはしなくていいと思っていましたが挑戦してみると意外と楽しいです。
普通のシールだとおもちゃ感が出てしまう事もありますが、水転写デカールならシール跡もそこまで目立ちません。
では、皆さんも水転写デカール貼りに挑戦してみましょう。
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おわり。