3Dプリンターで、プラモデル用の武器・武装を作る 【チェーンの武器】
3Dプリンターで作ったプラモデル用の武器をTwitterで見て、自分もやってみたくなりました。
気分転換に、CAD(Fusion 360)で既製品のプラモデルで使用できる武器を作っていこうと思います。
(どれくらい細かいデザインを、造形できるかの検証も含めて)
では作っていきましょう。
3Dデザイン
今回作るのは、チェーン状の武器です。
鎖の1つずつが、ちゃんと可動するように出力できるかがポイントですね。
では、CAD(Fusion 360)での3Dデザインから始めていきます。
【手順】
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まずは、スケッチです。鎖となる「楕円」を描いていきます。
(スケッチから、「作成」→「楕円」を選択)
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縦と横の長さを調節して、楕円を1つ書きます。
楕円はまず中心点を取り、横幅→縦幅の順で長さを決めていきます。
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今回は、横幅6ミリ、縦幅4.5ミリの楕円を描きました。
スケッチは、これで終了です。
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スケッチを終了し、「作成」→「パイプ」を選択します。
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「パス」項目では、先ほど描いた楕円をクリックします。
(円柱の太さ1.3ミリです、)
これで、鎖の1つが完成です。
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後の作業は、「コピー」の連続です。
まず「移動/コピー」で造形した楕円を選択し、角度を90度変えて重ならないように位置を少しずらします。
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今度は2つの鎖を「コピー」して、位置をずらしていきます。
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コピーする鎖の数を増やしながら、この作業を何度か繰り返していきます。
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後は、先端に持ち手と刃物を造形して完成です。
出力する
出力してみました。
(ちなみに今回は省略していますが、3Dプリンターで出力するためには「スライサーソフト」を使って印刷設定をする工程が必要です。)
出力してすぐの状態だと、まだ柔らかいので半日から1日くらい空気に触れさせて乾燥させます。
乾燥が終わったら太陽光に当てて、2次硬化させます。(だいたい20~30分くらい)
サポートを切り離すと、こんな感じです。
ちゃんと、1つずつ鎖が分かれてウネウネ動きます。
持たせてみる
では早速、武器を持たせてみます。
持ち手の角度が少し下向きになってしまいましたが、いい感じです。
何枚か、アクションポーズ
ということで、チェーンの造形を3Dプリンターで出力することに成功しました。
今後いろんな武器を作る際に 、チェーンを活用してみたいと思います。
以上で、終わります。
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