自作ゾイドワイルド ~手を作る②~
前回までに手のスケッチが完了したので、今回は手を造形しようと思います。
【前回の記事は、こちら】
造形もスケッチと同様に「コピー」や「ミラー」を使用します。
では、製作の説明をしていきます。
各パーツの造形
【作業の流れ】
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下図のスケッチを、立体化していきます。
(前回のスケッチから、ディティールの線などを少し描き加えました。)
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まずは手の甲を「押し出し」します。
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次に、指の1本を「押し出し」します。
ただ「押し出し」すると下図のように四角い箱のような形になり、爪のような曲線はありません。
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そこで、再度スケッチをしていきます。
スケッチの面指定の際に、指の根元の面をクリックします。
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横から見たときに爪の形になるように、スケッチ線を描いていきます。
(切り取る部分を、線で繋いでいます。)
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スケッチを完了して、「押し出し」を使って切り取っていきます。
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これで、爪っぽい造形になりました。
指パーツの複製
先ほど指が1本造形できたので、これを複製して残りの指も作っていきます。
【作業の流れ】
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「移動/コピー」を使って、指パーツをコピーしていきます。
下図のように、スケッチした図に合わせて外側に指のコピーを配置します。
(前回の、スケッチを描いた時と、同じ方法です。)
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「ミラー」を使って、指2本を対象にして複製します。(「対称面」は、縦軸)
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これで、指が4本揃いました。
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あとは、手の甲と指パーツを接合するための補助パーツを造形します。
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手のデザインは、完成しました。
面取り・肉抜き・ジョイント軸の追加
残りの細かい作業をやっていきます。
【作業の流れ】
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まずは、「面取り」です。
角ばった場所を、削りました。
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次は「シェル」を使って、パーツの裏側を肉抜きします。
強度面が不安だったので、真ん中には補助パーツを入れました。
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最後に接続ジョイントの作成です。
再度スケッチを使って、軸が伸びる面に円を描いていきます。
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描いたスケッチを「押し出し」していきます。
(ついでに、軸も「面取り」しました。)
以上で、手の完成となります。
完成した手を4つコピーすれば、ゾイドの手足になります。
皆さんも動物の手足のデザインをする際は、参考にしてみてください。
以上で、終わります。