『3DCAD』と『3Dプリンター』で、プラモデル自作ブログ

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自作ゾイドワイルド ~手を作る①~

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 今回はゾイドの手のひらと、爪をスケッチしていこうと思います。

 

手のパーツは複雑な造形ですが、「コピー」や「ミラー」機能を使ってスケッチします。

なので、スケッチの「コピー」と「ミラー」のやり方について紹介します。

 

 

部位のスケッチ

 今回のスケッチ方法は、手の片方だけ作って「ミラー」でコピーする方法です。

なのでスケッチするパーツは、縦に半分に割った寸法で描いていきます。

※グラフの縦軸を対称線として「ミラー」します。

 

まずは、手の甲爪1本分のパーツを描いていきます。

 

【手順】

  1. スケッチモードで、縦軸の中心線の左側に長方形を描きます。

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    これが、手の甲のパーツの左半分になります。 

     

  2. 次に別の場所に、爪の縦半分をスケッチしていきます。 

    こちらも縦軸の中心線の左側だけに描いていきます。

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  3. 「作成」→「ミラー」を選択する。

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  4. 先ほど描いた、全ての爪の線を選択します。

    また「ミラー中心線(図の赤い四角)は、左上のタブの「原点」から「X(図の赤い丸)を指定します。

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  5. OKを押すと、ミラーが完了します。 

    図のように縦に長い線が入っているので、これは削除します。

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これで、手の作成に必要な2つのパーツのデッサンは完了です。

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爪の移動とコピー

次に、先ほど作った爪のパーツを移動して、手の甲にくっつけていきます。

そして、2本目の爪は「コピー」を使って作ります。

【手順】

  1. 「修正」→「移動/コピー」を選択する。

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  2. 爪のアウトラインを全て選択します。

    ちなみにマウスをクリックしたまま移動させると、下図のようにオレンジ色の範囲指定ができ、その範囲内に収まっている全てを選択できます。

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  3. 爪の位置を、最初に作った手の甲のパーツ付近に移動させます。 

    爪の角度も少し斜めにします。

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    この時、爪と手の甲の接合部にすき間があっても大丈夫です。

     

    ※ちなみに「移動アイコン」の使い方は、以下の通りです。

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  4. もう一度、「修正」→「移動/コピー」を選択します。

    ただ、今回は下図のとおり「コピーを作成」項目にチェックを付けます。

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    「コピー」を使って、2本目の爪を配置します。

     

  5. 爪パーツを手の甲の外側に移動させます。 

    爪の角度も調節します。

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    OKを押すと、コピーが作成できます。

     

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これで、手の半分が完成しました。

 

ミラーで手の作成

 「ミラー」を使って、手の右半分も作成していきます。

【手順】

  1. 「作成」→「ミラー」を選択する。

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  2. 今まで作成した手の線を全て選択する。

    (マウスをクリックしたまま移動させると、下図のようにオレンジ色の範囲指定ができ、その範囲内に収まっている全てを選択できます。)

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  3. ミラー中心線(図の赤い四角)」は、左上のタブから「X(図の赤い丸)」を選択します。

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  4. OKを押すと、「ミラー」が完了します。

     また図のように縦の線が入っているので、この線は削除します。

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    ※爪の配置を変えたい場合は、いったんミラーを取り消して位置を調整してから再度ミラーをしましょう。

     

  5. 最後に、爪と手の甲との隙間を線(図の赤い丸)をつなげて埋めます。

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     図のように、線で囲ってすき間が水色になれば大丈夫です。

     

 

これで、手のスケッチが完了しました。

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複雑な造形をする場合は、「ミラー」を使うことで簡単に左右対称のデザインが描けるので、便利です。

「ミラー」を活用できれば、作業を効率化できますね。

 

以上で、「手のスケッチ方法」の紹介を終わります。

 

【続きの記事は、こちらです。】